• 転職活動の流れ

    大切なポイントを抑えながら転職活動のやり方を知って準備しよう!

  • ステップ 1

    転職を考え始めたら

    「WHY」と「WHAT」を整理しよう!

    「なぜ転職したいのか(WHY)」「転職して何を実現したいのか(WHAT)」という転職の目的を時間をかけてじっくり考え、優先順位をつけましょう。ご自身の考えや感情を整理することで、転職の失敗を防ぎ、希望に合う転職先と出会いやすくなります


     

     

    <重要ポイント>

    転職活動の成功を左右するのは、このステップで転職の目的を明確にすることに全てがかかっています。このステップを疎かにすると目的とズレた理由で転職先を決めてしまい、後になってやりたかったことと違うなど後悔してしまいます。ご自身の大切なキャリアに向き合う時間をしっかり持ちましょう。

     

     

    <考えや感情を整理する際のポイント>

    1、信頼できる人や第三者に話をきいてもらう

    転職に対する自身の考えが深まったり、気づいていなかった自分の仕事に対する価値観に気づけるので効果的です。

    ※現職の関係者に相談する際は、情報が漏れないかどうかを意識して相談する相手は慎重に選びましょう。情報が漏れると、退職交渉時や現職に留まる際にトラブルになる可能性があり注意が必要です。

     

    2、真っ白な紙に思いっきり感情や考えを書き出す

    日頃、誰にも言えない感情などもどんどん書き出しましょう!そうすることで、もやもやしていた思考がスッキリし、ご自身の現職に対する想いや状況の整理がしやすくなります。また、転職に対して求めることの本心も見えやすくなるのでオススメです。

     

    3、転職後の自分の姿をイメージする

    転職して実現したいことが実現できたら、どんな自分になっているのかをイメージし自分の言葉で言語化してみましょう。転職は、転職することが目的ではありません。転職した後に何を実現し、どんな自分になっていたいのかを明確にすることでキャリアプランを立てやすくなりますし、面接時に面接官からの質問に答えやすくなります。

  • ステップ 2

    自己分析をしよう!

    ご自身の学生時代から今日までの経験を棚卸しして、強み弱み、価値観、特徴、生活条件など自己理解を深めましょう

     

    <自己分析する6大項目>

     

    1、何を大切にして働きたいか

    自分に合う職場文化のある企業を探しやすくなります。また、転職後もご自身が大切にしたいことが大切にされる企業で働くことで、転職の満足度も高まります。

     

    2、長所・強み

    転職後にどのように自分を生かして働けば、活躍し楽しく働けるのかがわかります。また、企業側が求めることと自分の長所がマッチした場合、企業側は採用もしやすくなります。

     

    3、短所・弱み

    どのように弱点を補いながら働くのかを事前に検討できるので、採用企業側に「自分の弱い点を補う方法を知っている人物で柔軟に働いてもらえそうだ」などプラスの印象を与えることができます。

     

    4、働く際の特徴

    「物事を判断する際の軸」や「行動や思考する際に癖になっていること」などを洗い出すことで、自身が業務の際に、どのような考え方で、どんな風に働くのかを働く際の特徴として把握することができます。ご自身の特徴を知ることで、より社風の合う企業を探せますし、企業側も社風に合う人材だと判断しやすくなり、選考のスピードも早まる場合があります。

     

    5、楽しい・嬉しいと感じる瞬間

    学生時代、働く時、遊ぶ時、家族と過ごす時などどんなシーンでも構わないので、ご自身が楽しい・嬉しいと感じたことを洗い出してみましょう!ほんの少しでも楽しい・嬉しいと感じたことでもリストに入れてください。なぜ楽しかったのか、嬉しかったのかを深く考えることで、ご自身が楽しんで働くことができる業種や職種の選択に役立ちます。

     

    6、将来のライフイベント

    これから経験するであろうライフイベントを想定しておきましょう。

    例えば、結婚、出産、育児、起業、留学、介護、家族の転勤、子どもの進学などです。

    どのライフイベントもお金と時間と体力気力が必要になりますよね。あらかじめライフイベントを想定し迎える準備をしておくことで、転職後に自分のやりたい仕事をしながらもライフイベントが発生した際に対応しやすくなります。また転職先の選定にも役立ちます。

  • ステップ 3

    業界・職種の情報を集めよう!

    自己分析ができたら、自分を生かして働ける業界、職種を探しましょう。

    また、気になる業界や職種を見つけたら、その業界や職種の近年の状況や今後の可能性なども合わせてチェックしましょう。

     

    また、第二新卒の転職は、経験とは異なる新たなチャレンジをしやすいですが、それ以降の転職では、ご自身の経験の強い軸を最低一つは残しながら業界、職種を探すのが良いでしょう。異なる業種や職職での転職が絶対にできないということはありません。

     

     

    <業界・職種探しに困ったら>

    ● 適職診断を受けてみる

    企業や公的機関で、適職診断サービスを行なっているので身近なサービスをご利用になってはいかがでしょうか。

     

    ● 長所や短所のキーワードを入れてネット検索してみる

    例えば「手先が器用 職種」「お金を扱う 業界」などです。今まで知らなかった業界や職種に関する記事などに出会うことができ、ざっくばらんに情報収集することができます。

     

    ● キャリアカウンセラーに相談してみる

    キャリアのプロであるキャリアカウンセラーに相談することで、自身の長所や短所、特徴や価値観を大切に考えながら、最適な業界や職種を一緒に探すことができる上に、転職のアドバイスを受けることができるので安心して転職活動を進めることができます。

  • ステップ 4

    求人を探そう!

    転職の求人を探す方法は、転職エージェントのサービスを利用しなければならないと思い込んでいませんか?実は、転職エージェント以外にも求人を探す方法がたくさんあります。

     

    また、転職エージェント毎に扱っている求人の内容も異なるので1社だけに絞って利用するのはリスクが高いということも頭に入れておきましょう。

     

     

     

    <求人の探し先>

     

    ● 転職エージェント

    転職エージェントは、登録制の求人紹介サービスです。登録後にキャリアアドバイザーと面談を行い、その後は転職エージェントが契約している企業の求人を紹介してくれますし、面接後に企業側へフォローを入れてくれることも珍しくありません。

     

    しかし、転職エージェントを利用する場合は注意が必要です。

    転職エージェントのビジネスモデルは、転職者が転職エージェント経由で入社すると、転職者の年収の約30%を企業側から紹介料としてもらう仕組みになっているため、転職エージェントの利益の為に、入社障壁の低い企業の求人や、希望と異なる求人を紹介されることもあるので注意しましょう。

    <紹介求人の傾向>

    日系大企業、外資系企業、中小企業、ベンチャー、学校法人など幅広く扱っており、紹介できる求人量は最も多いです。職種や業界も幅広く求人が集まっており、求人を探すだけであれば利用する価値はあります。また、非公開求人も取り扱っており、特定の転職エージェントしか紹介ができない求人なども多数あることも特徴です。

     

     

    ● 転職サイト

    WEB上で会員登録をすると求人を探すことができます。

    転職エージェントと異なり、キャリアアドバイザーなどの人を介さず、WEB上で簡単に企業へ応募することができます。企業側も転職エージェントを利用するよりも紹介料が安いため気軽に利用しやすいという特徴があり、中小企業、ベンチャーの求人が多く掲載されています。

    <紹介求人の傾向>

    中小企業、ベンチャーの求人が多く掲載されています。業界は幅広く取り扱っていますが、職種は営業、販売系が多く取り扱われている傾向があります。

     

     

    ● ハローワーク

    行政サービスのハローワークは、地元の企業の求人の取り扱いが多くあり、地元で就職をしたい方などUターンやIターン転職にもっともオススメです。求人紹介だけでなく、無料で就職セミナーの受講や相談員への相談を行うことができます。

     

    しかし、利用する上で注意することは、ハローワークで就職した方は入社後に仕事内容のミスマッチが起きることが多いという懸念点を認識した上で利用する必要があります。その理由は、ハローワークには企業が無料で求人を掲載でき、求人票の内容も細かく記載されていないため、面接の場で細かく求職者自身が、希望とズレがないかを企業に質問して確かめていくことが大切です。

     

    <紹介求人の傾向>

    取り扱い求人数は、最も多く、地方の求人も多く取り扱われています。しかし、人気の高い一般的にいうエリート求人などはハローワークに出す前に転職エージェントやヘッドハンター経由で募集が終了してしまうことが多く、ハローワークでは取り扱いがありません。中小企業の求人が中心です。

     

     

    ● ヘッドハンティング会社

    ヘッドハンターが数多く登録するスカウト会社をイメージするとわかりやすいです。それぞれのヘッドハンターが高年収で質の高い非公開求人を企業から預かり、その求人に会う求職者をヘッドハンティングする仕組みになっています。採用選考も一般的な選考とは異なり、ヘッドハンターが経営者と直接交渉をして採用の話を進めるので、選考ステップも少なくて済むのも特徴です。

     

    【紹介求人の傾向】

    取り扱い求人数は、市場に出回っていない高年収の質の高い求人が多いため、数としては少ないですが、経営者、執行役員クラスのいわゆるエリート求人を扱っています。

     

     

    ● 企業独自の募集

    企業が外部の採用サービスを利用せずに自社で求人募集を受け付けるスタイルです。求人の内容は、企業のホームページやSNSなどに掲載されていることが多いです。この求人方法は、企業の採用コストがかからないため、外部の採用サービスを利用して応募した方と評価が同等の場合、企業独自の募集に対して応募した求職者を優先する企業が多い傾向があります。

     

    【紹介求人の傾向】

    転職したい企業がピンポイントで見つかっている場合は、まずは企業のホームページの採用ページを確認しましょう。企業によっては、facebookやTwitterなどのSNSで定期的に採用情報を発信している企業も多いので、転職活動中はこまめにチェックすることをおオススメします。

     

     

    ● 学校や教育機関による紹介

    キャリアチェンジを考えて、資格スクールや大学に通っている方は、教育機関に届いている求人情報をチェックすることもオススメです。企業と教育機関の間での信頼関係がベースとなって届いている求人情報なので、書類審査の通過もしやすいためチャレンジしてみる価値はあります。

     

     

    ● 取引先や企業関係者による紹介

    企業内で社員経由の求人があるということを知っておきましょう。もし転職を希望する企業がピンポイントであり、内部に知り合いがいる場合は、求人が出ていないか聞いてみることをオススメします。

    企業は、採用が必要だと判断した際、すぐに求人を外部の採用サービスに出すわけではありません。理由は採用コストを抑えることと、できるだけ社内で信頼のある社員からの紹介で、身分や人柄にお墨付きのある信頼できる人材を採用したいという考えが企業にあるためです。

  • ステップ 5

    履歴書・職務経歴書を作成しよう!

    転職活動で一番大切なのは応募書類です。企業に応募する書類で合格を得られなければ面接に進むことができず、企業と顔をあわせるチャンスすら掴めません。応募する企業ごとに応募書類の内容は必ず見直して企業にあった応募書類を作ることが大切です。

     

     

    <企業のチェックポイント>

     

    ・選考ポイントを抑えているか

    求人がなぜ出ているのか、採用の背景をを考えましょう。同じ求人でも、欠員による募集なのか、事業拡大のための増員なのかによっても、求めるスキルや人物像は異なってきます。その他にもチーム構成や人数、メンバーの年齢層、給与ランクなどによっても企業が求めることは大きく変わってきます。また、その企業の社風や上長になる方の性格も事前に理解しておくことで、書類の作り方も企業側が知りたいポイントを見やすく整理して作成することができるでしょう。

     

    ・経験、スキルが満たされているか

    求人票に記載している必須要件を満たしているかをシンプルに書類上に記載しましょう。

    企業が応募書類(履歴書・職務経歴書)に目を通す時間は約1〜3分だと想定して作成することをお勧めします。

     

    ・他の候補者と比較して注目できるポイントがあるか

    経歴を一覧で記載するだけでは、同じようなスキルや経験をしている候補者が他にも複数いる可能性が高く、書類審査の通過は難しいと考えた方が良いでしょう。しかし、経歴に沿ってストーリーを持たせながら、自分だけの特徴や長所をシンプルに記載するなど、工夫を取り入れましょう。

     

    ・履歴書の写真

    応募者の人柄は、履歴書や職務経歴書の記載の仕方である程度企業からイメージしてもらえますが、わかりづらい場合は写真の表情や印象で判断されることもあります。また、写真は応募書類を見るときに一番最初に目に飛び込むもので、応募書類を読む前に写真で良くも悪くも印象を持たれてしまうケースが多いです。

     

    履歴書の写真は、ボックス写真で簡易に済ませてしまうのではなく、あなたの良さを引き出し、企業にしっかりと人柄を表現できるように、セルフブランディング(パーソナルブランディング)を意識しましょう。

     

    <超重要ポイント>

     

    必ず第三者のチェックを2回以上取り入れる!

    履歴書・職務経歴書を作成したら「転職のプロ」「企業の人事担当者」「キャリアコンサルタント」など、キャリアに詳しい人にレジュメ添削をしてもらいましょう。

    誤字脱字はもちろんのこと、履歴書や職務経歴書上であなたの良さを表現できているか、無駄な表現が多くないか、狙っている転職先にマッチする内容になっているかなど、客観的な視点でチェックしてもらい、レジュメをブラッシュアップすることが大切です。

    また、志望動機や自己PRも同時に相談ができる点も便利なので、利用することをお勧めします。

     

    レジュメ添削のオススメサービス

     

    1位

    転職エージェント【無料:一部有料】

     

    無料で幅広い業界や職種のレジュメを添削してくれるので利用しやすいです。

    リクルートキャリア、パーソルキャリア、パソナキャリアなど大手の転職エージェントだけでなく、中小企業の人材紹介会社でも無料でレジュメの添削を行ってくれます。また、履歴書や職務経歴書の作成講座を開講している転職エージェントもあります。

    但し、転職エージェントは内定が取れそうな求職者でなければ、キャリアアドバイザーサービスを提供してくれないことが殆どです。

    キャリアアドバイザーをつけれもらえなかったり、サービス登録をさせてもらえない場合もありますが、その場合はその他のサービスでチェックしてもらえるものが多くあるので不安にならず他のサービスを探しましょう。

     

     

    2位

    転職専門の内定対策サービス【有料】

     

    質の高さを求める方には1番のオススメです。しっかりとカウンセリングを行った上で、あなたの長所や強みを生かしながら、履歴書や職務経歴書の項目や詳細の文章まで一緒に検討してくれます。

    有料ですが、キャリアに関する専門資格を持つキャリアカウンセラーがしっかりと書類の中であなたの良さを表現し、端的で見やすく通過率の高いレジュメに仕上げてくれます。

    有料なので費用はかかりますが、転職が初めての方や、なかなか内定が出ずにお困りの方は結果に繋がりやすく、オススメです。

     

     

    3位

    ハローワーク(無料)

     

    一般的な履歴書や職務経歴書の作成方法を知りたい方にはオススメです。ハイキャリアな転職などで利用する書類の添削などは苦手分野です。

    無料なので利用しやすく、公的な機関でのサービスなので安心して利用できるのもポイントです。

     

  • ステップ 6

    求人に応募しよう!

    履歴書と職務経歴書を企業別に作成したら、早速応募してみましょう!応募方法は、職種やポジションによって使い分けることをオススメします。

     

    <応募の際の注意ポイント>

    求人に応募する際は、いきなり転職エージェント経由で応募するのではなく、志望企業が採用の際に一番コストがかからない応募方法を選定することをオススメします。

     

    どういうことかというと、企業としては「優秀な人材を、できるだけ安く確保したい」のに対して転職エージェントは内定者の年収の約30%もの費用を紹介料として企業に請求をする為、非常にコストが高い上に、内定者が企業にマッチしなかった場合の保証は入社後3〜6ヶ月しかつかないので、費用が高い上にリスクも大きいのです。

     

    こうなってくると、企業の人事の本心としては、転職エージェントを通さずに、社内にいる社員の紹介や、企業ホームページから直接応募してもらいたいという思いがあるので、費用のかからない方法で応募してきた方を優先することが多く、採用の可能性が高まるのです。

     

    しかし、企業のホームページには記載されていない特別な求人というものもあって、これは転職エージェントやヘッドハンターしか取り扱っていません。採用までのスピードや人材に求める質が高いために一般公募で待つだけでは人材確保が難しいのです。

     

    ご自身が応募する職種やポジションの特性によって、応募方法を使い分けましょう。

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